へっへっへ…。なんで、ポールのアーカイブコレクションの記事を書いていく中で「Ram」だけ取り上げなかったかというと、2015年ひつじ年になるのを待ってたんだぜ!!(嘘です)
(なお、この記事はボクが3日坊主で辞めたブログの記事を加筆・訂正したものであります。。)
Ram / Paul & Linda McCartney (1971)
このブログ開設時に一発目の記事として選んだのがこのアルバムです。それほどワタシは大好きです。まあ、内容は下記に譲ります。。
スーパーデラックスエディションのみどころ
ハイレゾ音源
えぇ、このシリーズのみどころはやはりハイレゾです。はっきいってこのバカ高い箱が主役だと最初は思っていたのですが、違います。
Ramは1stアルバム「McCartney」と違い、キチンとニューヨークでスタジオレコーディングしています。参加ミュージシャンの腕利きの人たちです(デビッド・スピノザとか、のちにダブル・ファンタジーに参加するヒュー・マクラッケンとか)。
最初の「Too many people」の音の広がりがすごいです。Piece of cakeのcakeがホントに「楽に」広がっていきます。
Band on the Runはものすごく自然だったのですが、Ramはホント高音質だと思いますよ。もともとのマスターの状態がいいんでしょうね。
ボーナスディスク
シングル「Another Day」のほかは、おまけ音源でしょうかね。特に欲張って買う価値はないかな。一応このボーナスディスク音源もハイレゾがあります。
しかし、スパデラBOXからのダウンロードのみ、Wingsの初期音源「Eat At Home – Smile Away (Live in Groningen 1972)」と「Uncle Albert Jam (2012 Remaster)」っていうのが入っています。
特に初期のWingsのライブ音源は面白いです。なんで、CDと配信サイトからはカットされてるんでしょうね?
ボーナスディスク2「リマスターモノアルバム」
この時期になっても「モノ」のミックスを作っていたという。。ラジオ局への配布用だったらしいです。まあ、ミックス違いを楽しむマニア向けです。ビートルズのミックス違いなら商売になるけどポールのソロだと「おまけ」になっちゃうんですよね…。
それが普通だと思いますけど(笑)。
ボーナスディスク3「スリリントン」
Ramの楽曲をオーケストラバージョンで録音したもの。1977年にひとつのアルバムとして発表されたものを完全収録。
そもそもこんなアルバムを作っている時点でいかにポールがこのアルバムを気に入っているかがよくわかります。
スリリントン単独だと手に入れる機会が中々なかったので、個人的にこの収録はすごくうれしかったです。欲をいえばせっかくのオーケストラ音源をハイレゾで聴きたかったかな。。
ボーナスDVD
「いちおうつけときました」という感じのDVDです。まあ、Venus and Mars や Speed of SoundのDVDと大差ないレベルですな。
パッケージ紹介
「Ram」のスーパー・デラックス・エディションです。
ポール手書きの歌詞のレプリカ
紙質やシミまで再現。
おかげさまでお値段もはるかに(略。
高級そうな写真
なんでしょう、写真がついてます。これも高級感満載です。
おかげさまで(略
値段の文句ばっかりいっておりますが、このアーカイブコレクションシリーズの豪華ブックレットとハイレゾ音源ダウンロードがあるからボクは買っているのです。
これからも買い続けますので、もうちょっとお安くして欲しい・・・。
まとめ
個人的にはレベルの高いリイシューだと思います。シリーズ中でも最も音源は充実してますよね(2015年1月現在)。モノアルバムとスリリントンをきちんと収録して出し惜しみはない感じです。
まあRamは大好きなアルバムなので主観入りまくりですけどね。。