CDなんかもういらない! – パッケージが売れないのは価値がないからだ!

もう何年も前から言われていますが、CDが売れません。

でも、私は買ってきました。なんだかんだ言ってものを揃えるのが好きだから。そしてミュージシャンに敬意を示すためと、クオリティーの高いものが欲しいためにiTunesの配信などではなく、あくまでCD購入にこだわってきました。ただ、安い輸入盤ばっかり買ってましたけどね(笑)。

そんな私ですら、最近、もうパッケージはいらないんじゃないかと思うようになりました。

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売れないCD

2013年の音楽パッケージメディア(CD・映像・アナログ等)売上まとめ

たにみやんアーカイブさんより

2012年に大物ミュージシャンがこぞってベストアルバムを出したおかげでアルバム売り上げは一時的に持ち直しましたが、2013年は市場の縮小傾向が止まっておりません。

売れない理由はなにか?

使い勝手が劣る

CD登場後、たった数年でLPレコードをレコード屋の棚から追いやったのは、そのあまりに便利な使い勝手でしょう。

  • 小さい
  • A面とB面ひっくりかえさなくていい
  • 車で聴ける

パッと思いつくだけでこれくらいあります。しかし、今やその使い勝手が時代遅れになっています。

  • iPodのほうが小さくてたくさん曲はいる
  • A面、B面?なにそれ、っていうかCDって80分しかはいらないの?iPodなら5000曲入るよ
  • 車でもiPod使えばいいじゃん。CDチェンジャー?なにそのでかいやつ

とまあ、こんな感じでCDは否定されます。(iPodを例えに出すあたり私も古いですなぁ)

音質はCDの方が良いのも昔の話

iPodやメモリーオーディオプレーヤーが登場してもしばらくはCDが健在でした。5000曲突っ込むためには音源を圧縮する必要があったからです。えぇ、私も外では圧縮音源で十分だと思って使ってましたし、今でもそうです。しかし、家でゆっきり聞く場合の音質も(理論上は)ハイレゾ音源に負けています。

かつて、音質で上回るものとしてSACDやDVD-Audioがありましたが、あれは前述の使い勝手が最悪でした。

  • 再生環境のハードルが高い
  • 個人の使用目的ですらリッピングができない
  • 音源が揃ってない

そこへくると最近のハイレゾ音源は下2点はクリアしつつあるかと思います(音源の数は日本では微妙ですが)。再生環境についても、ちょっとPCかじったことある人ならさして難しくはないでしょう。

娯楽ではない、生活必需品が増えた

みんなスマホに金払い過ぎでしょう。どうみても日本人の所得下がってるのに高校生がLINEがないと友達になれないとか、(現代を生きるための)生活必需品の値段が上がりすぎたのではないでしょうか。

賢い人はスマホの買い方も考えてるでしょうけど、おそらく大半の人はドコモとKDDIとソフトバンクに毎月1万円払ってるでしょうからねぇ。1万円お小遣いあったらだいぶ変わるな…。

趣味として売れるアナログレコード

アメリカ音楽シーンにおける過去10年間のアナログレコード売上の成長が一瞬で分かるチャート

ALL DIGITAL MUSIC

2011年に300万枚弱だった売上が2012年には455万枚、翌2013年610万枚まで膨れ上がっています。日本でも最近若いミュージシャンのアナログ盤が発売される機会が増えているようです。

  • ジャケットがでかく見栄えがいい
  • 理論上情報量は無限大、CDより遥かに音はいい
  • 再生する時の見た目がいい(個人的感想)

とまあ、マニアには受けているようです。ただし、音楽業界全体の売上に占める割合は2%でしかありません。

ちなみに日本ではビートルズリマスターのアナログが出た2012年だけアナログ市場が凸でしています。ビートルズとはいえ、1グループのミュージシャンの動向で市場規模が変わるなんて、影響力は皆無でしかないでしょう。

世間で売れてるCD?

AKBでしょ、AKBでしょ、AKBでしょ、握手券でしょ!

いや、悪口ではなく、戦略としては正しいかと。ただ、あそこまでいくと売っているのは音楽ではないですよね。

私が買ってるCD

本当に好きな時

ミュージシャンのファンだったら最高の音質、コンプリートバージョンのものが欲しいと思いますのでCD買ってきました。そしてハイレゾ音源の登場で、その考えは崩れ去りました。よって、グッズとしてCD買っています。

そして、これによって「ちょっと」好きなミュージシャンの新譜を買う機会の激減につながりました。

  • どうせ後からハイレゾでるんだろ?
  • どうせ、あとからボーナス・トラック付きの出るんだろ?
  • もう初回限定盤なくなっちゃったから買わなくていいや

音楽業界自らパッケージの魅力減らしてるんですよね(ハイレゾはより魅力的なものを出してるだけなんで別にいいんですが、下2点はどうも買う気がなくなる)。特に初回限定盤に限定音源入ってる奴。あれ、あとで気づくと通常盤に手が出なくなります。

パッケージが面白そうな時

大昔にサザンのHappyを中古屋で探したり、ポールのBOXセット買い始めたり、椎名林檎さんのBOX探したりしたのは商品自体が面白そうだったからなんですよね(どう面白いかは省きますが)。今こそそうゆう商品が必要なんです。で、余談ですが、Venus and Marsは買った結果、クオリティー不足だったんです(パッケージとしてね)。。

Venus and Mars(リマスター2014)のBOX届いたべ
数日前から「出荷がおせぇ」とウダウダいってきました、Venus and MarsとSpeed of SoundのリマスターBOX。やっと届き...

パッケージとして売るなら付加価値が必要

当たり前なのですが、握手券とアナログ・レコードのような付加価値が必要なんですよね。まあ、握手券の場合はそちらが主役になってCDがおまけになっちゃってますが。これこそ、音源はダウンロードカードつければ無駄な資源使わなくて済むのにね。

そして、音楽を聴きたいなら、(理論上)よりクオリティーの高いハイレゾ音源集めたいですね。

個人的には歌詞カードとジャケットとハイレゾダウンロードコードだけ同梱して売って欲しい。欲しいのは魅力的なパッケージと音楽であって、CD自体にはもう音質にしてもお手軽さにしても価値はないのだから。

そしてパッケージとして売りたいなら音楽をより魅力的に見せるジャケット、歌詞カード、解説あたりが必要なんじゃないでしょうか。そうじゃなければこないだのトム・ヨークの新譜みたいな音だけ売るやり方が、宣伝費もかからず、在庫もいらず、一番いいと思います。

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engadget Japanese

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