サザンがベタになった理由その1「海のYeah!!」と「さくら」と「イエローマン」

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さっき、サザンの桑田さんは「分かりやすさ」に向かっているという記事を書きましたが、それにつながるような出来事を改めて記事にしておきたいとおもいます。

さて、1998年サザンオールスターズは2枚のアルバムを発表しています。

海のYeah!!


6月25日発売のデビュー20周年を記念した夏のベストアルバム。以後、10年以上にわたるロングセラーアルバムとなり、サザンの節目節目ごとにオリコン100位以内に顔をだす。茅ヶ崎ライブのあった2000年には発売後2年経過にも関わらずオリコン年間アルバムチャート60位というお化けアルバムになる。

現在のオリコンでトータルセールスは約340万枚(1998年のセールスは245万枚であることからその異常さがわかる)。もうちょっと売れると歴代10位に入る。

さくら

10月21日発売3000時間のレコーディング時間をかけた大作。発売から2週連続でオリコン・チャート1位を獲得するもサザンのアルバムとしてはKAMAKURA以来の100万枚割れとなる。市場規模を考えればセールス的にかなり物足りない結果となってしまった。

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そりゃベスト的内容のほうが売れるよね

1998年といえば、前年にGLAYのベストアルバムが400万枚超え、5月にB’zのPleasureが500万枚超えと空前のベストアルバムブームでした。

珍しくサザンがそんな時流にのってベストアルバム発売。その時点での最新ヒット曲「Loveaffair~秘密のデート」こそ入ってないものの(さくらレコーディング中という事情を知らなければ、なぜこのタイミングで入れないのか意味がわかなかったでしょう。。)、勝手にシンドバッド、いとしのエリー、エロティカセブン、愛の言霊など、ちょっとサザンを聴いてみようという人には最高の内容。

一方、さくらは桑田さん渾身のオリジナル・アルバム。2年3000時間に及ぶレコーディング、78分というCD記録時間限界までの収録。ただし、このアルバムからのシングルとなっていた「01Messanger~電子狂の詩」や「PARADISE」のセールスの不調を考えれば、むしろよく売れたアルバムではないでしょうか。

桑田さんは1000万枚売れるべきと言っていた

まあ、若干ジョークで、TSUNAMI大ヒット後のインタビューで「海のYeah!!があれだけ売れるならさくらは1000万枚売れないといけない、売れないということはそこに反省点を求めなくちゃいけない」といったことを述べられています。

いや、反省点ではないと思いますよ、20年分おいしいとこ取りしたものと、2年間いまいち時代に乗れなかったもののセールスがどっちが上になるかは明白かと・・・。

また偉そうなことを言いますが、売れなかった原因としては時代に乗れなかったことでしかないわけです。しかも、(この頃すでに)キャリア20年のミュージシャンとしては別にそれでもいいんじゃないでしょうか。今まで何回も乗ることに成功してきた、たまたま今回は失敗した、じゃあ、次はどうしようか、という方向性で十分かと。

結果TSUNAMIができた

さくらのセールスはまあそこそこで終わりましたが、決定打は「イエローマン」でしょう。さくらのツアー前に発売されたシングルですが、こいつは発売週に最高位10位にすぎず、売上10万枚に届かず、という完璧なるセールス不振になります。(2005年の再発シングル10万枚のせ(笑))

ここまで来て桑田さんは路線を変えます(間に歌舞伎町ライブという重要トピックがありますが、ちょっと割愛)。TSUNAMIというベタなバラードの発表です。

ご存知の方が多いと思いますが、こいつは発売週からバカ売れ。最終的に300万枚近くを売り上げ、オリコン歴代シングルチャート3位にまでのぼりつめます。

あぁ、やっぱりそういうことね。世間で目立っていくにはやっぱりこういうことが必要なのね、と桑田さんは確信したと思われましたが・・・。

今回はこのぐらいで・・・。

サザンがベタになった理由その2「ROCK AND ROLL HERO」と「TOP OF THE POPS」
さて前回の続きです。 海のYeah!!とさくらで自分の思いと世間の冷たさの乖離を感じた桑田さんのはずですが、もう一度同じことを2002年に...
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