Band on the Runのスーパー・デラックス・エディションを振り返る

さてさて、日本版もまもなく発売されるPaul McCartney & Wings「Venus and Mars」と「Speed Of Sound」のリマスター版。私が買っている(巻き上げられている)でっかいボックスシリーズもまもなく出荷されるようです。

というわけで、そのポール・マッカートニー・アーカイブ・コレクションの第一弾である「バンド・オン・ザ・ラン」のデラックス版を紹介したいと思います。

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Paul McCartney Arcive Collection

2007年に長年在籍したEMIからヒアミュージックにポールは移籍します。そして2010年には自身のソロカタログ全てを含めた完全移籍。なにしろ当時は「カタログごと移籍」ってニュースになりましたからね。移籍した目的はこのシリーズを出すことだったのかもしれません。1993年のショボショボリマスター以来のリマスター、そして画期的だったのはハイレゾ配信の先駆けになったことでしょう。

Band on the Run が第一弾

2010年8月の発売が確か春頃に発表されました。当初、再発ニュースを見た時は「またか」と思いました。そして、一旦発売中止のニュース。「あぁ、やっぱり予約入らなかったのね」と思いました(たぶん実際はパッケージ製作が遅れたものと思われる)。11月に発売しますよ、と再びニュース。

ここでこけては続きが出ないだろうと思い、1作目のご祝儀としてデッカイスーパー・デラックス・エディションを購入いたしました。(Tug of Warが欲しかった、何年先になるのだろう・・・いくらお布施すればだしてくれるのだろう

目玉1.One Hand Clapping のライブ映像

当初、収録内容を知った時、このパッケージの目玉は付属DVDと思いました。長年映像があることにはあったけど糞画質のブートしかなかったスタジオライブ「One Hand Clapping」が公式にDVD化されたのです!

とまぁ、非常に期待したのですが、残念な出来でした・・・。なにしろ音声はモノラル!ああしまった~、まただまされたぁ~!と思いました。しかもこの映像、Suicideという曲がまるっと削られています。その映像はのちに登場する「McCartney」スーパー・デラックス・エディションに収めれるという中途半端さ。そしてなによりも残念なのは映像がヨレヨレです。ろくな保存状態ものがないことがよくわかります。おそらくブートもこんなものなのではないかと。

とはいえ私ブートには手は出してませんでしたので、楽しむことには楽しめました。これ発売当時はロックショウも廃盤状態でしたので、若いポールのライブ映像はかなり貴重だったのですよね。

目玉2.ハイレゾ音源ダウンロードカード付属、LimitedとUnlimitedの2種類

そして、もう一つの目玉がこちらです。24bit/96khzのPCM音源ダウンロードカードが付属しており、Unlimited音源はコンプレッサーを使わないという謳い文句での売り出しで、2009年のビートルズリマスターにはじまる「自然な音の再現」を汲んだ流れでのものだったと思います。

実際、このBand on the Runに関しては(私の知る限り)リマスターの評判がかなりよく、クラシックやジャズファンの専売特許に近かった「ハイレゾ」音源の裾野をかなり広げたのではないかと思います。

私も「あまりにも普通」という感想です。不自然さが全くない音源でして音量を目一杯あげてもきちんと聴けるものでした。実際その効果はCD音源にもあります。ハイレゾとちがって大分おとなしくなってますが、やはり自然な音の仕上がりになっています。

ポールのその当時の最新スタジオ・アルバム「メモリー・オールモスト・フル」がコンプレッサーかけまくりの音割れ直前っぽい仕上がりでノッペリしてたのを思えば、同じレコード会社に移籍してなんでこんな違うものがでるんじゃ!という感じです。

パッケージの写真

package

大きさが分かりにくいでしょうのでティッシュの箱と一緒に。スコッティです(どうでもいい)。卒業アルバム風になっています。

jackets

各国盤のジャケットがアルバムだけでなくシングル「Jet」のものなど色々並んでいます。ちゃんと日本盤も載ってるのが( ・∀・)イイ!!

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そして、アルバムの解説。たぶん世界で一番詳しいBand on the Runの本だと思います。

cd-dvd

CDとDVD達です。真ん中のがハイレゾ音源のコードが描かれているもの。正直音はハイレゾで聴くのでこのCDはほぼ不要(笑)。ディスク3のCDは25周年記念エディションに入っていた音声コメンタリーのリマスター(笑)なのですが、1回も聴いてません。。

back-jacket

そしてジャケット裏です。なぜかここだけパッケージに糊で説明用紙がベタっと貼っつけてあります。どうしてここが劣化していきます。最初よくしらないで、無理やり剥がそうとしました(笑)。

まとめ

当初、このアーカイブコレクションシリーズもデラックスでないものにもDVDが付いていたり、このスーパー・デラックス・エディションにしても8000円程度で購入できたりと、それなりにいい商品だったと思いますが、今度出るヴィーナス・アンド・マースとスピード・オブ・サウンドは日本盤の定価が15000円もします(しかも当初は12000円ぐらいで発表しといて後で値上げしやがった)

中身がこのバンド・オン・ザ・ランより豪華なのかもしれませんが、私は迷うことなく輸入盤をポチッと予約しました。買ってやるだけありがたく思えよ。(なぜか上から目線)

なお、いい時代になったもので、日本語で普通にダウンロード購入できるようになってます(当時はなかった)。ちょっと高いけどね。

Band On The Run / Paul McCartney & Wings [e-onkyo]

Amazonには輸入盤ですが、スパデラの在庫がまだあるようです。

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