KAMAKURAはホワイトアルバムなのか?

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「葡萄」発売にむけて桑田さんのラジオでも続々と新曲をかけているサザンオールスターズ。そんなに発売前にかけちゃったら初聴の時の感動が薄れちゃうっていうのは誰しも思うのではないでしょうか(笑)。

さて、「葡萄」発売までにサザンのアルバムを振り返ろうシリーズ、今回はKAMAKURAです。

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KAMAKURA / サザンオールスターズ (1985)

2枚組20曲の大作アルバム。キャリア初の2枚組オリジナルアルバム。結構売れてオリコンチャート1985年度4位。9月発売ということを考えればかなり上位。

このアルバム発表後、原さんの出産もあったためサザンは活動休止に入る。1978年のデビュー以来突っ走ってきたサザンがひと区切りつけた作品(ただし桑田さんはその後も休みなく音楽している。どんだけ仕事好きなんだろ、この人(笑))。

なお、明石家さんまさんによるメロディの口パクCMがギャラがウォークマン1個だったということで有名。

終わりっぽいけどサザン「プロジェクト」のはじまり

以後3年にわたる活動休止前最後のアルバムということで、最後のバンドとしてのアルバムととらえる方も多いと思います。

ただ、ボクが思うにこのアルバムはバンドの体を成してないですよね。なにせ一曲目が「Computer Children」ですから。。

それはともかく、前前作の綺麗あたりからコンピューターを取り入れられるようになってバンドで音楽をやる必然性が失せているんですよね。あんなことやこんなこともできるんだぞ、みたいな。

このアルバムで、いよいよそれが露わになってきたのではないでしょうか。つまりサザンオールスターズがバンドというより「プロジェクト」になってしまった瞬間だと思います。

ホワイトアルバムというよりアビーロードっぽい

2枚組ということで、よくたとえられるのがビートルズのホワイトアルバム。でもねぇ、2枚組ってこと以外あんまり似てないですよね。ホワイトアルバムと違ってあくまでコンポーサーは桑田佳祐ひとりですかね。

良くも悪くもワンマンバンドなのでホワイトアルバムのような何でもありの散漫感はないのです。むしろキッチリ作りこまれています。

サザンというバンドとしてはラストアルバムなのではないか?

最初にプロジェクト「サザン」がはじまったアルバムだよねっていっといて矛盾していますが、KAMAKURAはラストアルバムっぽいですよね。

「もうこれでサザン終わりかもしれない」っていう雰囲気で作成されたのではないでしょうか。

だって、すごくアビーロードっぽいですもん。悲しみはメリーゴーランドが2回出てくるところなんて、Carry That Weightが2回出てくるアビーロードっぽいじゃないですか!(こじつけ)

それはともかく全体の雰囲気が「キチッと作ろうぜ」ってなってるんですよね。20曲あるのに散漫になってない。

妄想ですが、まさに仲の悪いビートルズが「最後っぽいからちゃんとやろうぜ」っていう感じでアビーロードを作ったように、バンドメンバーが「俺がイイと思うこと」をまだ言える状態だったのではないでしょうか(笑)。

今はたとえ桑田さんが許容しても、アミューズが許容しないんじゃないかな…。

というわけで、とにかくこのアルバム、作りこまれ方がアビーロードっぽいのです。

でもサザンの魅力って違うよね

でもですね、やっぱりこのアルバムで輝きを放っているのはメロディとBye Bye Bye My Loveですよね。ありえない英語とか湘南御母堂が歌詞にでてくるところが非常にサザンっぽい2曲です。もちろん旋律もモロサザンです。

やっぱりビートルズとサザンは違いますよね。日本歌謡文化の上に成り立ってるところが魅力的なんだと思います。欧米文化の魅力とは何か違うのです!

そしてこの2曲に関してはアビーロードっぽさ皆無です! (だってあのアルバムすごくいいけど、ヒット曲がないですもん)

まとめ

というわけで、KAMAKURAはサザンにとってのアビーロードだけど、魅力は別のところにでてきちゃってるよ! ってお話でした。

ホント、アビーロードみたいに綺麗にまとまっていたら解散していたと思いますよ。

でも何かしっくりまとまらなかった、別の何かが出てきそうっていう雰囲気があったからサザンって今でも(体制こそ変わってますが)続いてるんじゃないかなぁと思う今日この頃です。

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